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2018年 04月 18日

春の道東河川(変わらない場所編)

皆様、大変ご無沙汰しております。
一瞬フライの結び方が分からなくなる程、久しぶりの釣行となります。
訪れたフィールドは別寒辺牛川。
アメマスいっぱい釣れるなんていう期待はしないぞ〜、少しも期待なんかしてないんだからねっ!
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ズブズブと足が埋まる度に泥濘から放たれるドブ臭にオェ〜オェ〜とえずきながら湿地帯を進みます。
この辺はホントに変わらないですね・・・と、ここで左足甲部に違和感が・・・「何か冷たい?」。
ポイントに着く頃には違和感がハッキリ分かるものと変わります。
水が漏れてるやんけ・・・しかも両足のブーツ部から!!
『よりによって今日かよ』と自らの運命を呪いますが、思えば昨年の4月の釣行以来シャッター等の無い車庫に干しっぱなしでしたので ゴム部が急速に劣化したものと思われます。よく見るとゴム部には大量のひび割れが出来ていました。
最早これは人災です、事前に確認すべきでした。

浸水の程度はジンワリとかそんなレベルじゃありません、たちまち別寒辺牛川の水がブーツの中を満たします。
私の上流でアングラー♂達がこちらに背を向けてオシッコしているのが今日だけは少し恨めしいです。
そこでオシッコしたら、そのオシッコの一部が私のブーツに入ってくるでしょうが〜。

正直心が折れかけましたが、『明日は捨てた!そして今日、限界が来るまでに必ずアメマスを釣るゾ!』と決心し目の色を変えてキャストし続けました。
私は一体何と戦っているのでしょうか?この日の為に購入した魔法瓶に入れてきた暖かいコーヒーを飲みながら、マッタリと釣りしたかったのに・・・。
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いつにないこの気合が実ったのか、渋い状況の中、何とか数尾の口黒アメマスをキャッチすることができました。
しかし、午後になると臀部を始め、色んな箇所からジンワリ浸水が始まりブーツ部だけでなく生地全体も劣化してしまったことが分かりました。コレはもぅダメだな・・・・あぁ、3〜4万円の出費か・・・とほほ。

※皆様、ウェーダーの保管状況は大丈夫でしょうか?外気や日光に直接あたるような場所に長期間放置していませんか?
又、可能であればシーズンインの際は、お風呂等で浸水テストすることをオススメいたします。今回、私はこれを怠ったが為に、せっかくの釣行日の楽しさを半減させ、少ないお小遣いから痛い出費を強いられることになります。
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え?誰コレ?
たまたま厚岸に釣りに来ていたマイナープロレス団体の中堅レスラー?ダイエットしなきゃ(汗)。
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今年も宿泊は鈴木旅館です。
いつもと少し違ったのは、熱湯風呂じゃなく、むしろイイ湯加減だったこと(驚)。
ただ、食事は変わらず美味しい!施設も変わらずキチャナイ!
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もし飽きるほど釣れるような状況だったら、大きめのシラウオパターンやロングテールフライを結んで大型アメマスだけを狙って釣ろう・・・な〜んて、無駄な準備でした。何だか恥ずかしい(笑)。
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帰りに寄った『とんかつのみしな(清水町御影)』のカツカレーは激ウマ。
カツもルゥもライスも全部美味しい。
キングオブカツカレー、パーフェクトカツカレーでした。
※個人の感想です
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ただいま帰りました。全然釣れなかったけど、今シーズンもありがとう!
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【御参考】
此処のようなWild−Shitの難易度が極めて高いフィールドやシーンは、案外多いと思います。
私のような者にとっては、『こんなトコロでウ〇コしたくなったらどうしよう?』という不安が一種のプレッシャーとなって、ウェーディング、キャスティング等を萎縮させ、場合によっては釣果に影響を及ぼします。汚い話かもしれませんが、けっこう切実な問題です。
しかしながら、こんな時に私は“ストッパ”という薬を服用するようにしております。
これをポイントに行く前に一錠服用すると、アラ不思議!釣りの最中はもちろんのこと、次の日までウ〇コが出ません。
この薬の用法として、若干間違っているような気がしますが、もし、お悩みの方がいましたら、一度お試しください。
※個人の感想であり、効果には個人差があります(・・・と思います)。


# by andieloop | 2018-04-18 21:21 | 釣り | Comments(10)
2017年 10月 14日

晩秋のオホーツク河川(美しき無の世界編)

釣行へのお誘いを受け、オホーツクに注ぐ河川を訪れました。
私はこの河へ来るのは2回目で、普段の様子は知らないのですが、かなりの渇水状態であるとのことです。
確かに、ここでスペイロッドを振る事に、多少の場違い感を感じざるを得ないほどの水量でした。
川の浅瀬では鮭が群れており、もう間もなく産卵行動に入るような雰囲気です。
水中で大型魚が動くのが見えると、鮭だとと分かっていてもドキリとするものですね。
鮭の群れの更に後ろでは、こぼれ落ちるイクラを待ち構えるニジマスやアメマスが群れている
・・・訳も無く、完全な無の世界でした(笑)。
天気、ロケーションは最高だったんだけどなぁ〜。
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帰り道に立ち寄った山上湖。
ここも私にとっては美しき無の世界。やっぱり標高が高い分、水温も低いですね、尻が冷えました・・・。
“荒喰いの秋”という言葉を信じなくなって久しいですが、このシーズンの釣行は、ゆったり座れる椅子を持参して、
少し手間でもコーヒーを淹れたり、河原で美味しいランチを食べるような準備をしたほうが幸福かもしれませんね。
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チェーン店ダントツNo.1との呼び声高いよし乃上川店に立ち寄るつもりの車中では『味噌ラーメン?味噌チャーシュー?やっぱり大盛だよな?ヒャッハー!』と完全によし乃モードに入るも、まさかの本日休業・・・。
本気で落胆している諸先輩達の姿が面白かった(笑)。


Moolyさんの最新のオモチャ、ドローンで撮影してもらいました。






# by andieloop | 2017-10-14 23:00 | 釣り | Comments(8)
2017年 09月 17日

燻製 ~男の世界〜

さて昨日はギャンブルに大失敗してしまいましたので、三連休の残りは、先日買ってもらったスモーカーを使って燻製を作りました。どうしたもんか、夏あたりからベーコンを作ってみたくて・・・。
『男なら野生、火、冒険に興味を示し、キャンプ、釣り、狩猟、そして燻製を趣味にするのは極めて自然なこと』みたいなことが燻製の教則本に書いてましたが、強引な論法だなと疑いつつ案外そうかもとも思います(笑)。
え?釣りブログなのに燻製の記事なんてヤメロって?・・・そんな殺生な事言わないで生暖かく見守ってください(笑)。
ちなみに燻製の教則本をめくると一番先頭にニジマスの燻製の作り方が載っておりましたよ、新鮮なニジマスを仕入れるのが何より大切だって(笑)。

【燻製の三方法】
只今勉強中なのですが燻製には3つの方法があり、作るものによって使い分けるようです。

●温燻
 スモーカー内の温度を概ね30〜80℃に保ちながら燻煙をかける。
 最もポピュラーな方法で初心者向け。
 今回のベーコンはこの方法で作ります。

●熱燻
 スモーカー内の温度を概ね80〜120℃にして燻煙をかける。
 短時間で出来るので食材がジューシーに仕上がり、キャンプなどに向く方法。

●冷燻
 スモーカー内の温度を概ね15〜30℃以下に保ちながら燻煙をかける。
 生ハムやスモークサーモンのような半生の燻製をつくる方法。
 大型のスモーカー等を用意して、温度を低温に保ちつつ長期間(数時間とかではなく数日!)
 にわたって燻煙をかけるため難易度が相当高い。
 ※ダッチオーブンでスモークサーモンが出来ると思っていた私が無知でした。

【初心者はベーコンから】
燻製の美味しさは未だにイマイチ分からないのですが、ハム・ベーコン・ソーセージは大好きです。
なお、作る人によって多少の違いがあるようですが、ベーコン作りは塩漬に約5〜6日、塩抜+乾燥(@冷蔵庫)に1〜2日と約1週間程度の仕込み期間を必要とします。

・仕込み期間を経た豚バラ肉(スーパーで売っている安い肉です)をスモーカー内に入れる。
・スモーカーの底部にスモークチップ(サクラ)とピートスモークパウダー(香りが良くなるらしい粉)を混ぜたものをセット。
・スモーカー本体を熱源(私の場合はコンロ)の上におき点火。
・やがて、スモークチップ等から煙があがりスモーカー内に充満し、食材が燻されるという寸法です。
・同時に熱源からの熱でスモーカー内の温度が上がり、ジワジワと燻しながら調理する訳です。実に単純ですね。
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ベーコンは約2時間程度、燻煙をかけるらしく、その間はスモーカーの前で番兵する必要があります。
番兵の任務は『温度を60〜80℃に保つこと』と『チップを適宜補充すること』、『チップに火が付かないように注意する』の3つです。
本体の温度計を睨みながらコンロの火力調節、スモーカーの穴を開閉して内部温度を適正なレベルに保ちます。
面倒に見えるでしょうが、ゆったりと座れるキャンプ用の椅子に座り、コーヒーを淹れて燻製の教則本を読み、良い色に変わっていく食材を時折確認するのはなかなか楽しいものです。
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やがて2時間後、すっかり燻されてアメ色になったバラ肉をスモーカーから取り出しました。
せっかくだからついでに砂肝、ゆで卵、安いソーセージを燻製にしてみました。
ベーコンはすぐにでもカブリつきたいトコロですが、燻した直後は全然美味しくないらしく1〜2日寝かせて味を馴染ませる必要があるそうです。
いやはや、本当に手間がかかりますわ・・・。でも、安物ソーセージは高級ソーセージっぽい香りに、半熟卵で作った燻製卵は絶品です(すぐ食べた)。
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翌朝、一晩冷蔵庫で寝かせたベーコンをおそるおそるカットして、ベーコンエッグにしてみました。
カンカンに熱した黒鉄のフライパンで焼き始めると、段違いのスモークの香り、飛び散る肉脂!!
そして味は・・・味は・・・え〜っと・・・美味いのかどうか良く分かりません(汗)、市販品のものしか食べたことないので、このスモーク風味に当惑してしまったというのが正直な感想です。
昼はベーコンをたっぷり使ってカルボナーラを作りましたが、妻と二人で『美味しいけどコレはベーコンとして成功なのかしら?』と首を傾げながら食しました。
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ズバリ言うと『香りは素晴らしいけど、味は期待していたほどじゃない(汗)』ということですが、気になる点を具体的に書き出してみると・・・
・若干酸味を感じる:スモークチップが多すぎ?、燻製前の乾燥が不十分?
・若干モサッとしていて、焼豚っぽい:肉の品質?火がとおり過ぎ?温度はもっと低めで良い?
(参考記録:今回は80℃付近での燻煙が多くを占めた)

これから何度かチャレンジして満足のいくものを作ってみたいと思いますが、それと同時に実際に美味しいベーコンを食べてみて、どんなのが”美味しいベーコン”なのかを知る必要もありますね。
それより、今回のを消費しなくちゃ次のが作れないです・・・体に悪そう(笑)。


当面この方を心の師とします。分かりやすい。
  

# by andieloop | 2017-09-17 22:15 | その他 | Comments(0)
2017年 09月 16日

晩夏の道東河川(Foolish gambler am I 編)

友人達が週末に足を運ぶフィールドに大いに迷っている金曜日、私には一つのプランがありました。
道東の河川で遡上アメマスを狙いたいというものです。
しかしながら、その目論見は5〜6年間は外れており、約270km走ってパーフェクトボーズマンも充分ありえますし、そもそも濁って釣りにならない場合も考えられます。
長いこと葛藤しましたが、『(丁度良い)水位・(遡上の)時期・(問題の)自分の釣り可能日』が一致するタイミングは、そうそう無い!・・・と道東道を走りました。
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前日に水防団待機水位まで急上昇したのですが、今は丁度良い水位まで下がっております。水の色はちょっと濁りがキツいけど。
ドキドキしながらキャスト&ダウンを繰り返しますが・・・開始30分でダメダメ感が濃厚に。
それでも、暫くすると下流に弧を描くラインに”ゆいんゆいん”と生命感が乗り、30cm弱のアメマスが顔を見せてくれました。
海から来た魚ではないことは明らかですが、出方が良かった・・・というかウグイじゃなくて本当に良かった、ファイト中に休憩したからウグイかと(笑)
その後もいくつかの場所を巡ってみましたが、ここら辺の川の下流域には釣り人が私しかいない様でした・・・道東独特の茫洋とした景色と濁った水が、私のギャンブルがやっぱり失敗に終わったことを告げておりました。
あれ? 2015年のこの時と状況や気持ちが全く同じ、そういえば、この時、こんなギャンブルはもうヤメタと決意したのを思い出しました。あっ!忘れてた(笑)
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# by andieloop | 2017-09-16 23:00 | 釣り | Comments(0)
2017年 09月 03日

思い出は誰の為?

来年は中学生になる長男と二人だけでニジマス釣りに出かけました。
大きいのが釣れなくたって良いから何とか魚を釣らせてあげたいと思い、友人が紹介してくれた小規模河川に足を運びました。
この川も多少なりとも河川工事が行われており、やや白濁した水が気になりますが、結果から言うと我々のような親子連れが楽しむには充分な川でした。

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上手になったとは言い難いけれど、ロッド一本分のラインならば後方や対岸の木を避けながらフライを投げ込むことも出来るようになりました。
目を細めながら釣り下る息子の後ろ姿を見守っていると、やがて小さいけれど元気なニジマスがポツポツと釣れてくれました。
ホントにありがたい・・・・ありがとう!

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鮭が川に遡上する様子を見学したり、その後ろにアメマスが付いて回る様子でも見れないかな?と思い釧路方面へ移動(結果:早すぎたようでした)。
夕食には大楽毛にある『ぶた福』のミックス豚丼を注文しましたが『韋駄天』の豚重に引き続きまたしても息子は残しやがった!
普段は肉肉肉肉とウルサいくせに(笑)

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今晩の寝床は白糠の道の駅。
暗闇の向こうから聞こえる波の音を聞きながら・・・ヘッドライトでコロコロコミック・・・・。

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『好きな娘とかいるんか?』みたいな普段出来ないような話でもしようかと思ったんですが、照れ臭くてなかなか出来ないものですね。こんな子供っぽい漫画を夢中で読んでる長男ですが次の春には中学生。
諸先輩方の息子さんの例を鑑みると、中学生位になったら週末に父親と魚釣りになんて行きたくないと言うかもしれませんね。
妻は『ウチの子達は行きたがると思うよ』などと言うものの、いろんな行事があるだろうし、いろんな事に興味が移るだろうし、そのほうがむしろ正常なんじゃないか?とも思うし。
思い出作り・・・息子の為というより自分の為と言うべきなのかもしれません。
・・・なんて、ちょっと感傷に浸りながら、疲れてスヤスヤと眠る息子の手をそっと握ってみたら(もう恥ずかしがって手を繋ぐことも無くなりましたので)、いつの間にかけっこう大きくそして分厚くなっててビックリ。
何だか嬉しいような、寂しいような上手く説明できない気持ちが一気に押し寄せてきて涙が少し出てしまいました。
とうとう頭おかしくなったかな?(笑)

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# by andieloop | 2017-09-03 18:40 | 家族 | Comments(6)