人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2019年 07月 15日

初夏の天塩川(RedBandDreamer編)

やった・・・オレやったよ!!
初夏の天塩川(RedBandDreamer編)_d0317378_20433411.jpg
テシオッペという大きなカヌー大会の二日目だったこの日、天塩川に足を運びました。
道の駅でAM4:00までタップリ眠ってから活動開始です。
本当は日の出から川に立ちたいのですが、朝夕は何だか熊が怖くて(笑)
水は少しだけ濁っていて水温も高めだったので『厳しいけどこんな時期はこういう場所に魚がいるかも?』という何となくの仮説を立ててから、それに沿うポイントを選んで入りました。
最初に入ったポイントでは45cm程の天塩川らしいニジマスをキャッチすることが出来、自分的に天塩川最大のニジマスに出会えた嬉しさのあまり前につんのめって豪快にダイブする形で沈してしまいました。
初夏の天塩川(RedBandDreamer編)_d0317378_20433429.jpg
『良いニジマスをキャッチしたし、パンツまでグッショリだし、今日はもう帰ってもいいや』とも思ったのですが、もう一カ所だけ気になるポイントがありましたので、最後にそこだけ流してから帰ろうと車で移動しました。
そのラストポイントについて何と第一投目で、『ゴガッ!』という強烈な当たりが。
しかし、水中で大きな魚体がギラリギラリとするのを視認した後、テンションは失われておりました。
『また・・・まぁそんなもんだよね・・・』と少し肩を落としながらこのポイントを最後まで流し終えた後、私の中で何かしら予感めいたものがあったのですね。ティペットを1ランク上げた3.5号に交換し、その先には大型のフライ、ダーティーホーを結びました。
そして、ポイントの頭に戻り2周目の第一投・・・『ゴガッ』という強烈な当たりが。マジか!?
初夏の天塩川(RedBandDreamer編)_d0317378_20433475.jpg
どういう訳か今日の私は非常に落ち着いておりました。
根掛かりでなく魚だということを確認すると、グイっとバットを使って魚のアゴに針を深く刺し、直ぐに陸に上がって魚の真横に付き、元の位置に戻ろうとする魚の後ろから強くプレッシャーを掛けました。
魚は上流を向いて元の強い流れに戻ろうとし、私はそれをさせまいと後ろからグイグイ引っ張るような形です。
魚の突進に追従してセントジョジョンが唸りを上げて逆転しますが、その度に強めのパームブレーキで魚を止め、主導権を一度も渡しませんでした。
後ろから私に引かれつつ、強い流れに逆らう形で全力で泳いでいるので魚は急速に疲れたのでしょうね。
私は昨年から筋トレをしているので分かります。全身の筋肉中に乳酸が溜まったに違いありません(笑)。
しかし、これまた筋トレと同じで少しのインターバルを置くと再び動くことが出来ますから、私はこの第1回インターバルで勝負を決することにしました。二分くらいしか経ってないと思います。
多少の抵抗は見せましたが、割とあっさりとランディングに成功。もしかして、ディスクドラグ不要??
初夏の天塩川(RedBandDreamer編)_d0317378_20433532.jpg
本当はもう少し見とれていたかったのですが、あまりに威厳に溢れた神々しいその姿に畏怖し、素早く写真撮影を済ませて流れに戻しました。こんな魚を死なせたら重罪です。
リリースの際に優しく流れの中で支えた魚体は堅く引き締まり筋肉の塊のようでしたね・・・そのしゃくれたアゴといいステキな殿方♪

【道具立て】
 ロッド:TFO ディアクリーク#6/7
 リール:ハーディーセントジョン
 Rライン:OPSTレーザーランニングライン(35ld)←ウンコ。帰ってから廃棄処分。
 Sヘッド:OPSTコマンドヘッド375gr
 ティップ:自作のハイブリッドティップ(インター2m+タイプⅥ1mを接続したもの)
 ティペット:フロロ3.5号
 フライ:ダーティーホー(オリーブベース)


皆様の応援のおかげで今シーズン、本懐を遂げることが出来ました。
今後の人生において、どんなイヤな人からどんなイヤな言葉を浴びせられたとしても『おいおい、私にそんな口をきいて良いのか?私は天塩川でデカいニジマスを釣った男だぞ?』・・・と心の中で思えば、きっとニコニコしていられます。本当にありがとうございました。

次回から本ブログはIkaika Dreamerと改め、エギングでイカを釣り、その場でそれを食すことを新たな目標としたいと思います(笑)。

# by andieloop | 2019-07-15 23:55 | 釣り | Comments(4)
2019年 06月 15日

初夏の天塩川(人を呪わば穴二つ編)

今シーズン初めての天塩川釣行です。
初夏の天塩川(人を呪わば穴二つ編)_d0317378_20101798.jpg
初夏の天塩川(人を呪わば穴二つ編)_d0317378_20101769.jpg
初夏の天塩川(人を呪わば穴二つ編)_d0317378_20101721.jpg
途中から友人と一緒に行ったことのないポイントにも連れていってもらったりフェイスブックで知り合った方と初めてお目にかかったり、新しい友人が増えたりと、実に得がたい一日でした。・・・え?釣果?9等賞の大型チビニジGET!あとは、ノーマルチビニジとオレンジキューキュー・・・。
先日の朱鞠内MAXにてイトウを10匹かけて9匹キャッチするという神をも恐れぬ所業をやってのけた友人には全道のアングラーを代表して『9年間ウグイしか釣れなくなる呪い』を掛けたところですが、全く効果が無いどころか更に好調をキープしております。あろうことか逆にこちらに対して呪詛返しをしてくる始末・・・。
初夏の天塩川(人を呪わば穴二つ編)_d0317378_20101745.jpg
「人を呪わば穴二つ」とは・・・他人を呪って殺そうとすれば、自分もその報いで殺されることになるので、墓穴が二つ必要になる。人を陥れようとすれば自分にも悪いことが起こるというたとえ。

# by andieloop | 2019-06-15 23:55 | 釣り
2019年 05月 25日

巨大魚育む春の人造湖(本日はお日柄も良くさわやかSAWADAY編)

巨大魚育む春の人造湖(本日はお日柄も良くさわやかSAWADAY編)_d0317378_18123031.jpg
皆様、大変ご無沙汰をしております。
昨年は色々ありまして、釣りには行く気分にもならず、ブログの更新もする気にならず・・・という状況でした。でも、すっかり活力を取り戻し、ボチボチ活動再開しますので今後ともよろしくお願いいたします。
というわけで、まずは恒例行事となりました朱鞠内MAXですが、この日は天候、風、水量、その他諸々の条件が揃っていたのでしょう、我々一行は多くのイトウを見ることになりました。私は文字どおり「見る」だけ・・・(泣)

巨大魚育む春の人造湖(本日はお日柄も良くさわやかSAWADAY編)_d0317378_18122930.jpg
巨大魚育む春の人造湖(本日はお日柄も良くさわやかSAWADAY編)_d0317378_18122911.jpg
友人の一人がこの日、10本をかけ、うち9本をキャッチするという異次元の釣果を出すことになります。私の釣ったウグイの数より遙かに多いやんけ!
もうね、彼にはしばらくウグイしか釣れない呪いをかけておくことにしました。
エコエコアザラク、キュウキュウグイウー、キュウキュウウーグイ、マターリアザース・・・。
巨大魚育む春の人造湖(本日はお日柄も良くさわやかSAWADAY編)_d0317378_18123015.jpg

マジで来年こそはそろそろいい加減にイトウをキャッチしたい自分なりの反省点メモ
●フライのバランスが悪い。殆どのフライ(特にゾンカー)が傾いて泳いでる・・・。
●変なアレンジを加えたオリジナルフライはもう巻かない。
 一年かけてイトウ用フライボックスを再精査や!

巨大魚育む春の人造湖(本日はお日柄も良くさわやかSAWADAY編)_d0317378_18122907.jpg



# by andieloop | 2019-05-25 18:24 | 釣り | Comments(8)
2018年 06月 13日

ゆっくりと大人になれば良い

この春から中学生になった長男ですがGW明け位から朝起きると、熱が出て、片頭痛、立ちくらみ、倦怠感があり、起床するのがツライと訴えて学校に行けない日々が続いています。
但し、不思議なことに夕方〜夜はメチャクチャ元気なのです。
なので、単なるサボり病?と思って、かなり厳しく叱責し、時に泣きながら登校させてもお昼前に早退してしまう息子でした。
学校の助言により小児科で検査したところ、《起立性調節障害》という思春期に起こりやすい自律神経機能失調とのことでした。
急激な身体発育のために自律神経の働きがアンバランスになった状態とされてます。また、ストレスといいますか心理的な負荷も少なからず原因となるようです。
ひいては不登校の原因になることも・・・。
ゆっくりと大人になれば良い_d0317378_21000977.jpg

つい最近までランドセルを背負った小学生だったのに、短期間で中学校、部活、塾、志望校やらランクだの内申点だの・・・で、心も疲れてしまったのかもしれません。
《起立性調節障害》に関するHPや書籍を読めば読むほど息子の状態が当てはまります・・・サボり病・怠け病などと誤解されやすく、周囲からそのように疑われることが本人を更に追い詰めることになることも・・・そんなしんどい状態だったのに、無意味な精神論を振りかざしてしまって・・・。
(この病気に詳しそうな小児心身のクリニックを見つけたので、助けを借りてこの病気に立ち向かいたいと思います。)
ゆっくりと大人になれば良い_d0317378_21001539.jpg

『男は釣りで再生する』
昔読んだフライフィッシングの本(確か『フライフィッシング賛歌』)で出てきたと思う言葉ですが、そんな言葉が少し頭をよぎったものですから息子を誘って車中泊でニジマス釣りに出かけました。
前日までは『行かない・・・』と言っていたので、私一人で本流に行こうと準備していたのですが、金曜日に帰宅すると『お父さん、釣り行きたい。まだ、間に合う?』とのこと。
『問題無い。行こう。』となり、慌ててシングルロッド2本と息子のウェーダーを準備したのでした。
午前2:00・・・『ちょっと無理かな?』と思いつつ長男をそっと起こすと、割とサクッと起きて荷物運びをするではないですか(苦笑)。
オマエ・・・イヤ言うまい言うまいぞ(笑)
ゆっくりと大人になれば良い_d0317378_21011058.jpg

毎度のごとく、正直苦労しましたが十勝管内を南北に大きく移動して、ようやく釣れそうな支流を見つけ、二日間で充分な数(15匹位)の小ニジマスを釣ることができました。
おそらく放流された魚なのではないかと思います。
こんなことを書いたらNGなのかもしれませんが、今回も父親として感謝せずにいられません。本当にありがとうございます。
ゆっくりと大人になれば良い_d0317378_20572705.jpg

こちらに来た際に息子が楽しみにしている焼肉バイキングで、お腹がはち切れるまで食べ、すっかり顔も頭もテカテカになりましたので、近くの温泉に行こうと思っていたら

息子『今日温泉行く?めんどくさいから温泉行くのやめない?』
私 『いや、ベトベトして気持ち悪いから行こうよ』
息子『・・・うん』


何かヘンだな?と思いました。いつもは喜んで行きたがるのに・・・。
温泉に着いてからも、『タオル2枚ある?』とか(いつも必要としない)、さっさと一人で温泉に浸かりに行って、体や髪を随分離れたトコロで洗い全然こっちに近づいてきません。
湯船に浸かる姿勢も何だか奇妙です(四つん這い)。
お風呂から上がってからも、まだ全然乾いていないのに急いでパンツを履こうとします。
オマエちゃんと拭いてからパンツ履けよと言おうとしたその時、バスタオルの隙間から父は見てしまいました、GWまで砂漠だった大地に今はちょびっと草が茂っているのを!

私 『おお、マジか!おめでとう!お祝いするか?』
息子『・・・お父さん、いちいちウザい・・・』


ジーンと目頭を熱くしていたのは言うまでもありません、しかも全裸で(笑)。

おめでとう、でも、ゆっくりと大人になれば良いよ。
ゆっくりと大人になれば良い_d0317378_20584918.jpg





# by andieloop | 2018-06-13 21:09 | 家族 | Comments(5)
2018年 05月 21日

巨大魚育む春の人造湖(パーフェクトリラックス編)

年に一度の恒例行事、朱鞠内湖MAXです。
小雨、みぞれ・・・雪ぃ!?と1週間前から天気予報の内容が少しずつ変わりますが、既にこの日に照準を合わせていますので暴風雨でないかぎり決行です。
巨大魚育む春の人造湖(パーフェクトリラックス編)_d0317378_20462545.jpg

結果としては、一時小雨がパラついただけの、大変気持ちの良い天気で、天気予報もアテにならないものだな〜と思いました。山の中だから不確定要素も多いのですかね?
但し、一番肝心な釣果の方は一度たりとも魚からのコンタクトが無いまま一日が過ぎてしまいました。
今年は参加賞すら貰えず、残念な結果となりましたが不思議と徒労感はありません。
皆でビニールシートで雨よけの基地を作ったり、コーヒーを淹れて休憩したり、ホットサンドを作って食べたりとなんだか少年時代に戻ったかのような一日でした。
まあ、少年時代は面倒なことは一切省いて本来の目的に一直線だったかもしれませんね。
巨大魚育む春の人造湖(パーフェクトリラックス編)_d0317378_20471769.jpg
巨大魚育む春の人造湖(パーフェクトリラックス編)_d0317378_20472277.jpg

ホットサンドでお腹いっぱいになった昼食後、湖畔でゴロンと横になったまま、暖かい日差しの中で風の音と鳥のさえずりそれと友人達のラインが風を切る音を聞きながら、深―い眠りについていました。
完全なるリラックス。なんて気持ちの良い一日なんでしょう。
少し寒さを感じて目が覚めると、『釣れたよ〜』のこと。また今年も眠っている間に友人がイトウをキャッチしてくれたそうです。 一応お約束ですので、帰りの車内で『何で起こしてくれないの!』と抗議をしておきました(笑)。
巨大魚育む春の人造湖(パーフェクトリラックス編)_d0317378_20480782.jpg

長い午睡から目が覚めたのは夕方近く。
既に薄いオレンジ色の太陽がゆっくりと正面の山々の陰に沈みつつあります。
マズメ時の期待感と少しの焦り、それとちょっぴりの後悔(あまりにも長時間寝ちゃった事)が、この美しい風景を更に素晴らしいものにしていたような気がしています。
変な話ですが自分が年老いて死ぬ間際の情景を想像してしまいました。『もっと一生懸命やっておけば良かったかなぁ〜、でも、まぁ楽しかったな〜』みたいに思うのかな?
それでもヤッパリ私の指先には何の違和感も訪れること無く、毎年と同じように迎えの船が前浜を出発する音が聞こえてきたのでした。
巨大魚育む春の人造湖(パーフェクトリラックス編)_d0317378_20483757.jpg
それは、ホットサンドを作っている時でした。
北大島の後ろの林の中から『ムゴぉ〜』という何とも言えない唸り声が。計4〜5回は聞いたでしょうか。
私だけで無くほぼ全員が聞いていますから間違いないと思います。
夜の内に島にも渡ってくる事があるそうですよ。皆さん、気をつけてくださいね。




# by andieloop | 2018-05-21 20:54 | 釣り | Comments(10)